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深海列車はさよならを乗せて

さあ、今素敵なお別れをしよう

いつかまた会えた時 笑い合えるように

 

窓を見れば魚たちが思い出を運んでくれる

その意味がわかったから私は泣いた

 

届かないものを幸せと呼ぶのなら

人はいつまでも幸せになれないのかな

 

さよならはまだ言いたくない

悲しみが海に溶けては深い深い青となる

もう戻れないならせめて笑顔を作ろう

ほら、発車を告げるベルが鳴る

 

窓に映るあなたの目は涙がぽろぽろ零れた

愛されていたことにやっと気づいてまた泣いた

 

ねえ、あなたが想うように私も想っているんだよ

届かなくても繋がっている どうか顔を上げて

 

大丈夫さ ここにいるよ

大切なものはいつだって目には見えない、そうでしょう?

なら 揺れにゆだねて夢を見ようよ

 

もうすぐ抜けるトンネルの先では

振り返ることできないから

さあ、今素敵なお別れをしよう

いつかまた会えた時 笑い合えるように

 

さよならはまだ言いたくない

それよりもっと伝えたい言葉や気持ち あるんだよ

もう戻れないなら躊躇うこともないな 声を上げよう

ねえ、ずっとありがとう 愛しているよ

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